倉沢建設ゼロエネルギービル エネルギー消費データ
測定データ
ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)とは?
ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)とは、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称です。建物が年間を通じて消費するエネルギーをほぼゼロにすることを目指す建築の概念です。このビルは、高い断熱性能や再生可能エネルギー源の利用など、エネルギー効率の高い設計や技術が採用されています。その結果、建物が必要なエネルギーを自給自足で賄うことが可能となり、環境への負荷を軽減し、持続可能な社会の実現に貢献します。
ZEBはまだまだ少ない
特殊建築物+一定規模以上の建築物は年間11万棟が着工されますが、ZEBは累計532棟(2023年6月1日時点登録数)とまだまだ少ない現実があります。
倉沢建設株式会社「環境建築CLT×ZEBモデルビル」
エネルギー計測で効果が分かる
1日単位の電力供給と電力使用状態を確認することができます。
例)2023年7月26日 最高気温38.2℃
1日単位の電力供給と電力使用状態
また、1ヵ月単位の売電と買電の状態も確認できます。
例)2023年7月の売電・買電
1ヵ月単位の売電と買電の状態
その他、エネルギー収支の決算がどの程度黒字になっているか、余剰電力のデータも確認できます。
建築計画で省エネ化
日射の遮蔽や風通し、昼の光などを考慮した建築計画・設計にすることで省エネにつながります。
高断熱・高気密化で空調の消費エネルギーを削減
高断熱・高気密の建物は、室内温度差が小さいことから快適な環境を提供します。
室内の冷暖房効果を維持しやすく、冬場は冷たさを感じず、夏場は過度の暑さを和らげることができます。
倉沢建設のZEBでは建物内に高気密が保たれているため、空調された空気を一筆書きで全館空調することが可能になります。
また隙間からの外気がないため、二酸化炭素濃度と連動した外気導入を行っています。
外貼り断熱による高断熱化
【断熱性能】
屋根=0.12W/㎡・K
壁=0.18W/㎡・K
(参考)ALC100㎜200㎜で1.24 W/㎡・K、コンクリート200㎜で2.9 W/㎡・K
外貼り断熱による高気密化
【気密性能】
隙間相当面積=C値とする。
C値=0.2㎠/㎡
(参考)床面積100㎡に切手2枚の隙間
外貼り断熱による効果(夏)
外貼り断熱による効果を新旧社屋で比較しました。
計測日:2023年8月19日【外気温35℃】
旧社屋での計測結果
2階、空調なし、換気なし
室温41.1℃まで上昇しました。
湿度50%
天井44.3℃
壁北43.3℃
窓北46.4℃
壁南43.5℃
窓南50.2℃
新社屋(ZEB)での計測結果
2階、空調なし、人感換気
室温は29.0℃と、旧社屋よりも12℃気温が低い結果でした。
湿度40%
天井27.4℃
壁南27.6℃
外貼り断熱による効果(冬)
旧事務所での計測結果
室温 | 2階(室温0.8℃) | 1階(室温3.3℃) |
---|---|---|
天井温度 | -3.9℃ | 0.8℃ |
壁 温度 | -3.0℃ | 0.7℃ |
床 温度 | -2.3℃ | 1.1℃ |
窓 温度 | -6.3℃ | -3.0℃ |
新事務所(ZEB)での計測結果
室温 | 2階(室温19.1℃) | 1階(室温15.3℃) |
---|---|---|
天井温度 | 15.5℃ | 15.5℃ |
壁 温度 | 14.9℃ | 14.6℃ |
床 温度 | 15.5℃ | 15.2℃ |
窓 温度 | 13.8℃ | 13.8℃ |
是非、倉沢建設モデルビルで快適な空間をご体感ください。